知立小学校では、使用を制限するルールではなく「iPadを学習・生活に役立て、社会で必要な力」を身につけるためのルールももち、よりよい活用を学べるようにしています。日々進化するICTの世界では、変化に適応しながら使用していく力が必要です。児童たちが考えて活用することを目指しています。
知立市タブレット使用の「3つの約束」
知立市内の小中学校共通の「3つの約束」です。学校ではこの約束をもとに、自分の使い方について振り返る指導を心がけています。
約束1 | 学習や生活を便利にするために、正しい使い方を学びましょう。 |
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約束2 | 卒業まで大切に、丁寧に使いましょう。 |
約束3 | みんなが気持ちよく使えるように、みんなで考えましょう。 |
ステップアップルール
知立小学校では、活用に必要な知識・技能の習得を児童が感じられるように、またよりよい活用ができるように、情報委員会の児童と教員で考えた「ステップアップルール」を採用しています。児童の情報活用能力や情報モラルに応じて、タブレットの自由度が増していきます。不適切な使用があった場合には一番下のランク「ベーシック」から学びなおしていくことになります。どのランクでも授業での学びに支障はありません。
年に4回あるステップアップテストの合格を目指し、児童たちも活用や情報モラルについて主体的に学べるように教材や情報提供をしています。
ステップアップランク表
ランク | 情報活用能力・情報モラル |
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ベーシック | 全員の標準設定 |
アドバンス①~② | ・ID・PW、個人情報の大切さを理解している。 ・健康に配慮して使うことができる ・iPadの基本的な使い方を理解している。 ・基本的な検索スキル ・ローマ字入力 |
エキスパート①~③ | ・インターネット上の道徳・倫理観 ・ICTに関わる権利(著作権、肖像権など) ・情報を発信する責任 ・情報の正しい取捨選択について ・タイピング(1.5~3Key/s) |
このルールは適宜、情報委員会の児童と検討し、知立小の活用状況に応じてアジャイル(調整・修正)していきます。
深夜の使用制限
学校、保護者が気づくことが難しい、夜21時から翌朝7時30分までは時計アプリしか表示されないように設定されています。
制限以外は自由ではなく、生活や健康に支障がないように使用する時間を考えて活用できるように指導しています。